婚活川柳

白馬に乗った王子様はいません。やってきません。

軽自動車を乗りこなす蛙はたくさんいると思います。

白馬に乗った王子様を待っている女性とデートした事があります。王子様じゃないので、初対面の段階からあまり興味を持ってくれませんでした。

僕は王子様は待つ・探すものではなく育てるものだと思います。待つ・探すより王子様に変わるポテンシャルを持った蛙を見つけ育てて、王子様にした方が早いです。

変え方は根気よく褒めて自信を付けて、尊敬できる部分を伸ばしてあげること。

「今のあなたも好きだけど、変わろうと頑張るあなたを、私はもっと好きになります」

大切な人のその言葉を聞いて変われる男性は、あなたの気持ちを尊重できる人です。

幻想を見続けることは、残酷に時間だけが過ぎていきます。

あなたの気持ちを尊重し、蛙から変化できる男性は充分、あなたの王子様になれる存在ではないでしょうか？

いつまでも若くて可愛い「1000年に1人のアイドル」を探しつづけている男性も、一緒だと僕は思っています。

言葉選びが上手は人は、落ち着いた品を出す事ができます。

ここで僕が思う「品がある人」とは誰もが、選ぶ言葉一つで受け取り方が違うと理解している人です。

「あまり強い言葉を使うなよ…弱く見えるぞ」

（愛染惣右介:漫画『BLEACH』20巻)

なんて名台詞がありますが、強い言葉・打ち負かす言葉は普段から選ばない方が良いです。

自分が婚活相手を査定する側だと思って接していると、気づかないうちにあなたは、強い言葉・打ち負かす言葉をバンバン発信してしまっています。

「あまり強い言葉を使うなよ…下品に見えるぞ」

と僕は言いたい。

気にならない相手ならそれで良いかもしれませんが、そういった言葉選びはクセになります。

いざ、素敵な異性と出会った時に、そのクセが出てしまうと損をするのはあなたです。

「責任感がない」→「信頼させて欲しい」

「疲れた」→「お互い頑張った」

「つまらない」→「もう少し工夫して欲しい」

とどんな言葉でも言い換える事ができます。

ポジティブな言葉で、マイナスやちょっとした不平不満の悪意をプラスにすることが大切な人との関係を深めるコツです。

妻とは趣味が一緒ではありません。食べ物の好みも違います。国際結婚なので、価値観が合わない時は合わないですし、ケンカする時はケンカします。

それでも一緒にいられるのは、嫌いな事・苦手な事が一緒だから。人が集まるワイワイした場所は2人とも疲れます。高級なお店に行くと2人とも緊張します。

グイグイ来る人や攻撃的な発言をする人と関わるのは2人とも苦手です。言葉で傷つきやすいのも、落ち込みやすいのも一緒です。

それをお互い分かっているから、2人で「これでいい」という暗黙の中央値を決めて生活しています。

これ以上、「なんだかんだお互いの苦手が同じ人はいない」と思っています。だから、ぶつかっても元に戻せるのかもしれません。

好きな気持ちは、出会って回数が少ない場合から全開で表現するのはオススメしません。特に最初の対面（お見合い)での告白に、身構える女性もいるでしょう。

いきなり「付き合って下さい」「子供が欲しいです」は身構える女性からしたら、あまり良い印象を持たれないです。それにもし断わられたとして心の負担になるのは、気持ちが暴走したあなたです。

最初は「楽しい」や「面白い」などポジティブは言葉から。相手の表情や反応を見て、少しずつ相手を大切に思っている気持ちを表現していけば、警戒されることは少ないかもしれません。

婚活を続けてうまくいかなくなると、全ての女性に否定されたように思い込み、深く落ち込む事があります。

もし落ち込んだとしてまた再度立ち上がる気持ちに、あなたはなれてますか？「もう婚活なんてどうでもいい」「誰とも関わりたくない」と思うなら一度足を止めてもいいと思っています。「好奇心＝ワクワク感」がすることをしてみると事がうまく動く場合だってあります。

「やってみたスポーツが楽しくなって、のめり込んだらダイエットになって痩せた、そしたらモテた」

「好きな推し活にのめり込んでいたら、推し活仲間から新しいコミュニティを紹介され、そこでいいなと思える人と出会えた」

一例ですが、こんなパターンに発展するかもしれません。僕は前向きに好きな事を楽しんでいる人はカッコいいと思っています。

僕自身の経験談なんですが、自暴自棄になっている間はどんな人でも、運命の人でさえも、寄ってきません。

ハリネズミのように全身棘だらになっている間は、少しでもワクワクすることをして、気持ちを落ち着かせてみてはいかがでしょうか？